宮里藍は諸見里しのぶと 畑岡奈紗は横峯さくら、イ・ボミと予選同組
2017年 ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント
期間:03/02〜03/05 場所:琉球GC(沖縄)
「笑いながら」3年連続の賞金女王を目指すイ・ボミ
◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 事前(28日)◇琉球GC(沖縄県)◇6617yd(パー72)
2年連続賞金女王のイ・ボミ(韓国)は3月2日の初日を前に「今年も賞金女王になりたい」と今季の目標を口にした。この日は、アウト9ホールの練習ラウンドを実施。「沖縄に入って(状態は)良くなってきた」と順調な仕上がりを見せた。
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今年も多くのタイトル奪取を掲げてシーズンインする。「去年は(プレッシャーで)苦しかった。今年は笑いながら、(賞金女王を)獲りたい」と話した。「難しいけど」と前置きしながらも、昨年「70.0922」で届かなかった前人未踏の「平均ストローク60台」も目標の一つだ。
オフに米国カリフォルニア州のパームスプリングスで5週間の合宿をした。週休1日で、1日12時間のゴルフ漬け。合宿前に2週間近く休養したため、「ショットが悪くて、その調整で大変だった。ラウンド数は去年からだいぶ減って10回程度」としたが、2月下旬に帰った韓国で最終調整をして開幕戦の舞台に立った。
米国合宿は、毎年イが師事するチョ・ボムスコーチの教え子の韓国人ゴルファーたちと合同で行うが、今年は「イ・ボミ選手のコーチに習いたい!」と直談判した5人の日本人ジュニアゴルファーも初めて参加。帯同した渡辺吾児也(あるや)トレーナーは、「ジュニアたちは『目の前にイ・ボミがいる』って感じで見ていた」と、尊敬の眼差しで見られている。
名実ともにツアーを背負う存在のイ。昨年は海外で4試合に出場したが、今年はメジャーの「ANAインスピレーション」(3月30日~)の1試合に絞り、国内ツアーに専念する見込み。「(国内ツアーは)30試合くらい出ると思う。ゴルフはもともと楽しいもの。そういう気持ちでやっていきたい」と、笑顔で賞金女王を獲るシーズンに入る。(沖縄県南城市/林洋平)