森田理香子以来3年ぶり 日本人賞金女王の可能性は?
2016年 伊藤園レディスゴルフトーナメント
期間:11/11〜11/13 場所:グレートアイランドC(千葉)
過熱する賞金レース イ・ボミ、笠りつ子は同組で接戦のスタート
◇国内女子◇伊藤園レディス 初日(11日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉)◇6639yd(パー72)
降雨によるコースコンディション不良により、第1組が定刻より2時間半遅れの午前10時にスタート。午後4時18分に日没サスペンデッドとなり、出場選手95人中50人がホールアウトできなかった。
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この日注目を集めたのは、賞金レースを争うイ・ボミ(韓国)、申ジエ(韓国)、笠りつ子の賞金ランクトップ3が揃うペアリング。同組は、3ホールを残してイが3アンダーの暫定3位、笠が2アンダー暫定6位で追いかける展開。申はイーブンパーの暫定25位だ。
申に2384万6751円差をつけて、賞金ランクトップのイは1番で約2mのパーパットがカップに蹴られてボギースタート。しかし、3番(パー5)で第3打をピンそば約3mに寄せてバーディ。日没迫った14番のグリーン上、カップまでは上り、奥が下り傾斜のラインを「暗くて見えなかったから(思い切り打てて)ラッキーだった」と6mを沈め、初日14ホールを5バーディ、2ボギーで終えた。
「3~4mのパットが入ってくれて、次のショットも流れが良くなった。良い感じで回れてうれしい1日」と、長丁場となる2日目へ向けて調子も上々だ。
賞金レース3位で追う笠は、10番では1Wで右の林に打ち込みボギー。「いつもならウッドを持つのに、同組の2人が1Wを持ったので、つい私も・・・」と、賞金女王に向かっている自分をコントロールする難しさを感じたラウンドとなった。しかし、「もっと伸ばせたと思う」と、暫定首位と2打差に手応えを感じている。「気合いは常に入っている」。明日は自分のプレーを貫いていく。(千葉県長南町/糸井順子)