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畑岡奈紗が国内プロ初戦へ 目標は“藍越え”の予選通過

◇国内女子◇伊藤園レディス 事前情報(10日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉)◇6639yd(パー72)

今年の「日本女子オープン」でアマチュアとして初のメジャー優勝を飾り、宮里藍の18歳110日を更新するツアー史上最年少(17歳271日)でプロ転向した畑岡奈紗(ルネサンス高3年)が、11日に開幕する「伊藤園レディス」で国内プロデビュー戦を迎える。

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畑岡は会場入りした8日に18ホール、翌9日に9ホールをラウンドした。開幕前日の10日は初めてプロアマラウンドに出場。「朝から緊張していたけど、段々慣れてきて楽しくプレーできた。(お客様と)話題を見つけるのが難しかったけど」と、緊張した面持ちで18ホールを完走。同組でプレーした日本女子プロゴルフ協会の樋口久子相談役に支えられながらも、プロとして最初の務めを果たした。

3週間後には来季米ツアーの出場権をかけたファイナルQTが控えていることもあり、米ツアー参戦経験のある樋口から食事や経験のアドバイスを受けるなど、ラウンド中は真剣に耳を傾けていた。「強くなることが大事。自分でしっかり練習しなさいと教えてもらった。プレーも含め、色々な場面で勉強になった」と限られた時間で多くを吸収した。

いよいよ翌日に迫ったプロデビューに向けては「ワクワク感と不安が半々。いよいよ試合が始まるという気持ちと、調子が上がらない中で、もう少し練習していたい気持ちがある」と複雑そうな表情。初めて経験するコースを相手に「イーブンで回ってこられるように。バーディをたくさん獲れるようなゴルフがしたい」と意気込みを語った。

先週には、自宅がある茨城県で開催された「TOTOジャパンクラシック」の会場に足を運び、憧れの宮里藍から激励を受けた。その宮里のプロデビュー戦は、奇遇にも2003年の今大会。初日「75」、2日目「74」で通算5オーバー、予選カットラインに1打及ばず予選落ちに終わった。

「(宮里の当時のスコアに)意識はあまりしていないけど・・・。自分のプレーをすることが大事。予選通過を第一の目標に考えて今週に臨みたい」。注目を集めるスーパー女子高生が、デビュー戦の予選通過で再びの“藍越え”に挑む。(千葉県長南町/糸井順子)

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