諸見里が5カ月ぶり出場! 横峯&上原の米ツアー組にも注目
2016年 NEC軽井沢72ゴルフトーナメント
期間:08/12〜08/14 場所:軽井沢72ゴルフ北コース(長野)
休養中の諸見里しのぶが今季2試合目 治療法に光明も
12日に開幕する国内女子ツアー「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で、今季は出場権がない諸見里しのぶが推薦でシーズン2戦目に臨む。3月の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(予選落ち)以来5カ月ぶりとなる実戦を前に、「試合から離れていた不安はあるけれど、自信を持っていきたい」と、いつも変わらない明るい笑顔を向けた。
昨秋に、長く患ってきた『第四肋軟骨の炎症』を含めた治療のため、16年シーズンの休養を宣言した。今季開幕の時点では「まだ痛みがある」と訴えていたが、いまは順調な回復ぶりをアピール。「痛みはなく、ここ2カ月は練習量も増えた。良い状態で臨めると思う」と口ぶりも軽やかだ。
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継続的に行っていた整体に加え、この6月からは整骨と電気治療を開始。「定期的に組み合わせてやることで、自然と痛みがなくなってきた」という。兵庫県で中島敏雅コーチの指導と整骨を受け、東京で整体と電気治療を行うという東西往来の流れが、ようやく効果を生みつつあるようだ。
目下の目標は11月から始まるセカンドQT(11月2日~)だが、10月下旬の「樋口久子 三菱電機レディス」終了時点で賞金ランク70位以内に入れば、サードQT(11月22日~)からエントリーできる。現時点で出場が決まっているのは、2週間後の「ニトリレディス」と、9月の「日本女子プロ」、「日本女子オープン」の3試合のみ。年間8試合まで受けられる推薦出場次第では、今後も賞金を稼ぐチャンスは巡ってくる見込みだ。
今週のキャディは諸見里の依頼により、14年11月「伊藤園レディス」以来となる中島コーチが担当。「今の状態を中島さんに見てもらって、次から自分で頑張ろうと。推薦を活かしながら、賞金を稼いでいきたいです」。まずは今週、師弟タッグで完全復活への道筋を探っていく。(長野県軽井沢町/塚田達也)