家屋倒壊の道を2時間…被災した郷土へ有村智恵のメッセージ
有村智恵の新提案!焼酎を飲んで熊本支援
今年4月、スポット参戦を予定していた「KKT杯バンテリンレディスオープン」の開幕前日に起こった熊本地震で故郷の被災を目の当たりにし、米ツアーからの撤退を決めたという有村智恵が、現在の心境を語った。
「選択肢はなかった」という国内復帰への道。「今は日本に留まり、試合をすることの大きな意味を痛感している。自分自身もできるだけ(熊本の)近くにいたいと思ったし、自分がやりたいことと、(周囲に)求められていることが一致した」というのが一番の理由だ。
<< 下に続く >>
地震直後から同郷の上田桃子、米ツアーで戦う宮里藍とともに『つなげ、九州!』というSNSを使った情報提供の場を立ち上げた。当初は「目に見える支援活動」として積極的に取り組んでいたが、時としてゴルフへの集中力を阻んでしまうこともあったという。定期的にメンバーと話し合いを繰り返す中で、「ゴルフで結果を出すことが支援になる。それを自覚してやっていこう」と割り切った。
今月1日からは、「できることはなんでも協力したい」という意向に沿い、オーナーが熊本出身という東京・恵比寿の馬肉料理専門店“馬ん家”(渋谷区恵比寿南)で復興支援メニューがスタートした。熊本焼酎『復興』(山都酒造)のボトル(税込み4000円)をオーダーすると、有村のメッセージボール1個がその場でプレゼントされる。さらにそれをSNSで拡散すれば、オリジナルボール1スリーブが貰えるという。
「東京にいてもできる支援の形を作りたかった。日々の生活の中で支援を身近に感じてもらえればいい。こういう新しい形もあると思う」。
今季、出場機会の限られる有村だが、「シードも獲りたいし、出られる試合で優勝すること」を目標に置きながら、1日でも早い故郷の復興を願っている。(編集部/糸井順子)
あなたにおすすめ
特集SPECIAL
ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!