イ・ボミとキム・ハヌルが初日首位で火花 復帰戦の有村智恵も1打差
2016年 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント
期間:06/09〜06/12 場所:六甲国際GC(兵庫)
イ・ボミの底力 飛び過ぎて困った51度封印で首位発進
開幕から9試合連続トップ10とツアー記録を更新中のイ・ボミ(韓国)が、今週も絶好のポジションで飛び出した。国内女子ツアー「サントリーレディス」初日を6バーディ、ノーボギーの「66」でプレー。同郷のキム・ハヌルと並ぶ6アンダーとし、今季初の首位発進を決めた。
「久しぶりに良いプレーができた。とても楽しかったです」と自賛のラウンドで光ったのは、不安要素がありながらも流れを作れる対応力の高さだ。
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前週は得意とする51度(実際には50.8度)のウェッジが「飛び過ぎていた」と、通常100ydを残すパー5の3打目に苦心。今週はメーカーのツアースタッフにロフトを52度に寝かす調整を施してもらい、さらにスタート前に51.5度とする微調整を加えたが、結局、この日も序盤から同じように飛び過ぎる傾向にあったという。
そこでイは、パー5において、1番手下の57度ウェッジを中心に組み立てるマネジメントにシフト。3打目の距離をあえて85yd以内に残し、前半17番では62ydから4m、4番では80ydから30センチに絡めて2つのバーディをもぎとった。
応急処置として51度ウェッジを封印するプランが成功したのも、パー5の2打目を1番手ほど上げ、狙い通り85yd以内に刻めるイの的確なショットがあってこそ。今季の平均ストローク1位(70.00)を誇る、イの総合的なショット力が光ったビッグスコアだった。
ホールアウト後は早々に打撃練習場に移動し、スイング修正を含めたウェッジの距離感を改めてチェック。今季2勝目に向けて、抜かりはない。(兵庫県神戸市/塚田達也)
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