柏原明日架のプロフィール
2016年 アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI
期間:03/25〜03/27 場所:UMKCC(宮崎)
惜敗続きの柏原明日架、地元大会「課題はサンデーバックナイン」
国内女子ツアー「アクサレディス in MIYAZAKI」が25日、宮崎市のUMKCCで開幕する。前日の24日に同市出身の柏原明日架がプロアマ戦に出場した。今季は3試合で2度の2位と、周囲の期待は高まる。「調子は維持している」と話す20歳の新鋭が中学・高校時代から計100回以上のラウンドを経験したホームコースで、初の栄冠を狙う。
2014年にプロ合格。同年のファイナルQTでは58位に沈み、実質的なルーキーイヤーとなった昨季は出場権が限られた。シード獲得を目標とする中、「カットラインが気になっていた。予選落ちしないように」と、アマチュア時代の思い切りの良さは影をひそめた。
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持ち球はドローで、大事な場面で左に曲げるミスもした。昨年10月の「日本女子オープン」。1打差の2位から最終日を最終組でプレーしたが、最終盤の17番(パー3)でティショットをフェアウェイ左の池に入れてダブルボギーとし、万事休した。
それでも賞金ランク50位に滑り込み、シードを獲得した今季は「試合でいろいろ試せるようになった」と話す。状況に応じてカットボールも打ってみる、気持ちの余裕が生まれた。
それが好調の要因と自己分析する柏原は、シーズン最終戦で地元開催の「リコーカップ」出場を今季最大の目標に掲げる。昨年は出場を逃し、ギャラリーの1人として観戦した。その年のツアーで優勝するか、大会前週までの賞金ランク25位以内に入ることなどが出場の条件となるが、「前半戦で1勝」を道程に見据える。
「優勝を狙うゴルフをする」と持ち前の強気で臨むが、初勝利には「最終日のバックナインのプレー」が重要と冷静さも示した。大好きな地元で大仕事をやってのける。(宮崎市/林洋平)