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“寝だめ”の効果?森美穂、ロングパットを次々決める

7月のプロテストを通過した23人のルーキーで争われる「LPGA新人戦 加賀電子カップ」(千葉県・グレートアイランド倶楽部)が9日に開幕。森美穂が5バーディ、1ボギーの「68」でプレーし、4アンダーで首位スタートを決めた。

ラインのイメージが浮かんだと、ロングパットを次々に沈めた。出だし1番で8mのパーパットを決めて、勢いづいた。3番ではピン手前6mにつけ最初のバーディ。9番もバーディとすると、後半14番ではこの日最長の14mを沈め、15番でも2連続バーディ。17番でも10mを決めた。

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前週4日まで行われた、来季出場権をかけたファイナルQT(最終予選会)では、目標としていた30位には入れなかったが、半分程度の試合に出場できる44位でフィニッシュ。「今年よりもチャンスは増えるし、最低ラインはクリアです」と安どした。

「休日は10時間くらい寝る。(寝るのが)大好き」と話す22歳は、翌土曜から月曜までの3日間を休養にあて“寝だめ”。出場権をかけて戦う緊張感から、疲労がたまっていたという。8日に4日ぶりにクラブを握ると「ひどかった。ショットが当たらなかった」と、練習場で200球ほど打ち込んだ。それでもショットの安定感は戻らず「きょうも(ショットが)ひどくて。本当にパッティングです」と語った。

2009年の「日本ジュニアゴルフ選手権」を制し、早くから将来を渇望された一人だ。それでも4度プロテストに失敗。今年5度目の挑戦で通過した。新人戦の歴代優勝者には、女子ゴルフ界をけん引する選手の名前が並ぶ。横峯さくら上田桃子森田理香子藤本麻子藤田光里…。「結果はどうなるか分からない。でも一生に一度の大会だし」。優勝をかけ、あすの最終日に臨む。(千葉県長南町/林洋平)

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