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2打差を追う成田美寿々「アウェーこそホーム」

今季2勝はいずれも兵庫で勝ち取った。今季3試合目の兵庫県開催となる「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で、成田美寿々は3日目を終えて首位と2打差の4位につけ、再び優勝争いに絡んできた。

ただの偶然か、それとも見えない力が働くのか。最終18番は、1Wのティショットがヒールに当たるミスショットで、約200yd先の左ラフに止まった。だが、残り214ydの2打目を5Wでグリーンまで運ぶと、10mのバーディパットが「思ったより切れると思ったら、最後スライスして」カップイン。ピンチから一転、起死回生のバーディに成田は右のこぶしを突き上げた。

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この日は13番で3オン3パットのダブルボギーを叩くなど、4バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「71」。自己評価は「ダボがマイナス20点で75点」と高くないが、「結果的にアンダーパーで回れたことはすごく大きい」と目を細めた。

パッティングの距離感が合わずに「状態が悪かったので、3打差にいられれば」と高望みはしなかった。だが、終わってみれば首位とは2打差。「まだまだ戦える位置にいる」と最終日に向けて、気合いがみなぎる。

この日、同組となったイ・ボミ(韓国)も成田にスイッチを入れさせた要因だ。成田はつねづね「アウェーこそホーム」と口にする。相手への応援が多ければ多いほど、逆に燃えるタイプなのだ。「みんな、ボミが勝ってくれと思っているし、日本人の誰が回ってもアウェーになる」と成田は言う。そんな状態こそ大歓迎。最終日は最終組の1組前から、虎視眈々と逆転を狙う。(兵庫県三木市/今岡涼太)

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2015年 NOBUTA GROUP マスターズGCレディース



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