藤本麻子はホステスプロとして大会を盛り上げる。

千葉県の東急セブンハンドレッドCで16日に開幕する「富士通レディース」で、富士通（東京都港区、田中達也社長）は、ゴルフトーナメント観戦の新しい視聴スタイルの実証実験を行う。インターネットの大会特設サイトでライブ中継に加え、選手ごとに1打単位でショットなどの場面を選択し、見たい選手の見たいシーンをすばやく視聴できるようにする。

映像認識で検出された情報を、各種データと連携させる同社のICT技術を駆使。選手名を選択するだけではなく、「ティショット」「アプローチ」「バンカー」といったシーン別、「イーグル」「バーディ」などの結果別に映像を検索できる。

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今年4月から、パシフィックリーグマーケティング（東京都港区、村山良雄社長）が運営するインターネット配信サービス「パ・リーグTV」へ提供している技術を、ゴルフ分野へ応用した。ゴルフのショットの始まりから終わりまでと、野球の投球の“間”が似ていることから、約3カ月の準備期間で実証実験までこぎつけられた。

大会2日目以降には、富士通と所属契約を結ぶ藤本麻子について、動画上で使用するクラブ、着用するウエアなどをクリック、タッチすることで、クラブやウェアに関する情報を表示できるようにする。

富士通宣伝部は「映像技術の活用により、スポーツ界全体の盛り上がりとユーザーサービスの向上を目指したい」としている。（千葉市緑区／糸井順子）