鈴木愛が単独首位 6戦連続トップ15の安定感
2014年 伊藤園レディス
期間:11/14〜11/16 場所:グレートアイランドC(千葉)
鈴木愛が首位発進 目前の優勝をしのぐモチベーションとは?
千葉県で開幕した「伊藤園レディス」初日、鈴木愛が6バーディ1ボギーの「67」をマークして混戦の首位争いを抜け出し、単独首位の好スタートを切った。2番でバーディを先行させた鈴木は、続く3番(パー5)では残り60ydをSWで50cmにつけてバーディ。7番では4mを沈めるなど、ショット、パットとともに隙のないゴルフで前半を折り返した。
迎えた後半11番では、ティショットを右に曲げ、ピンの見えない位置からの第2打を2段グリーンの下に乗せたが、フックラインを読みきれずこの日唯一のボギーとした。しかし一時は首位に8選手が並ぶ混戦の状況で、池が絡む難度の高い上がり2ホールを連続バーディで締めくくり、頭ひとつ抜け出した。
<< 下に続く >>
ここまで6戦連続トップ15の安定した成績で臨んでいる今週は、完璧とまではいかないまでも「今日のショットの調子からすれば、この位置は100点以上」との自己評価。それでも不安箇所はすぐさま要因を探り、トーナメント期間中も積極的に修正に努めている。
ストイックなまでに調子を戻そうとするモチベーションは、次週、地元香川県で開催される「大王製紙エリエールレディスオープン」で優勝を飾りたいという強い気持ちの表れだ。「『日本女子プロゴルフ選手権』」での優勝後、地元で応援してくれる方々から楽しみにしていると言われて。そこで勝てたら本当にかっこいい」。
「大王製紙エリエール-」が開催されるエリエールGCは鈴木がプロになる前に働いていた古巣でもある。「得意なコースとは言えないけど(笑)、ジュニアの頃から慣れ親しんだコースだし、私には特別な大会」という位置付けだ。その特別な大会に向けて、自身を最高な状態に仕上げたい。その過程に“優勝の”二文字があれば、文句なしのシナリオだ。(千葉県長南町/糸井順子)