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アンが決めるか 成田は奇跡起こせるか 佳境の賞金レース

国内女子ツアー「伊藤園レディス」が14日(金)、千葉県のグレートアイランド倶楽部で開幕する。今季も残り3試合、賞金女王争いはいよいよ佳境に入ってきた。

ここまでの賞金レースをおさらいしてみよう。前週の「ミズノクラシック」を終えて、今季5勝を挙げている韓国のアン・ソンジュが1億4917万741円を積み上げ首位に君臨。2位はイ・ボミで、約3300万円差で追いかける。さらに首位から約4800万円差で申智愛と、韓国勢が上位を占める。

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首位との差約5500万円、獲得賞金9355万703円で4位につける成田美寿々が日本勢最上位。実質的に、成田までは逆転賞金女王の可能性が残る。いずれの選手も残り3試合(「伊藤園-」「大王製紙エリエールレディスオープン」「LPGAツアー選手権リコーカップ」)にエントリーしている。

アンが今週の「伊藤園-」で優勝し、2位のイ・ボミが単独2位に入らなければ、この時点でアンの賞金女王戴冠が確定する。

「あまり考えないことにしている」。シーズンが後半に差しかかった頃から幾度の問いかけにも、一貫してその答えを重ねてきたアン。だが、言葉とは裏腹にプレッシャーは確実にアンにのしかかっている。「(賞金レースのことを)考えたら、自分のプレーができなくなる。プレッシャーも自分が乗り越えなければならない一つの山」。重圧から解放されるためにも早めの決着をつけたい。

一方、4位の成田は「アン選手に予選落ちが続いて自分が3勝しなければならない。女王戴冠はミラクルに近い」と一掃。「早く1億円を突破したい。(日本勢最上位は)意識しているけど、最終戦までこの位置をキープできるように」というのが、目下の目標だ。近年では2009年、横峯さくらが9月以降に3度の優勝を重ね、約4400万円差を逆転したケースもある。3戦3勝の厳しい条件を突破し“ミラクル”を起こせるか。(千葉県長南町/糸井順子)

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2014年 伊藤園レディス



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