<速報>上田桃子が2打差の2位発進 首位に李知姫
2014年 樋口久子 森永レディス
期間:10/31〜11/02 場所:森永高滝CC(千葉)
持病の腰痛よ、さらば! シード危機の中村香織が4位発進
賞金ランキング58位と来季シード(同50位以内)圏外にいる中村香織が、「樋口久子 森永レディス」初日を4バーディ、1ボギー「69」でプレー。「ティショットがあまり良くなかったけど、パットは自信を持って打てた」と、23打に抑えたパットが光った。
今季は、もともと抱えていた腰痛に苦しむシーズンが続いている。4月「フジサンケイレディス」では、第一ラウンド終了後に腰痛のため棄権。3週間前の「スタンレーレディス」ラウンド中も腰を痛め、前週は「坂道を歩くだけでもキツい」ほどの症状だった。
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手負いの体に追い打ちをかけるように、今週はアップダウンが多い丘陵コース。そこで足を運んだのが、現在は鎖骨付近の故障によりツアー離脱中の一ノ瀬優希から勧められたという、神奈川県にある整体院。「頭を20分くらい触られただけで、痛みが消えた」と、腰痛は劇的に改善されたという。
この日は、「後半もラクに回れた」とストレスなく18ホールを完走。「体力あっての集中力。疲れなく、最後まで集中できた」と表情も晴れやかだ。前週までは「足を曲げられないくらい腰が痛かった」と中腰でのライン読みを強いられたが、今日は腰を下まで落とし、より低い目線でラインをチェック。「ちゃんとしゃがめたから、ラインがよく読めたのかもしれませんね」と笑った。
今週を含め、現時点で中村に残された試合は、次週「ミズノクラシック」と最終戦「リコーカップ」を除く3試合のみ。シード争いも大詰めを迎えたところで、腰痛の不安を払拭できたことが何よりも大きい。「調子は悪くない。体が気持ちについてくれば、スコアもついてくると思う」。そんな矢先の好発進を、起死回生の上位フィニッシュにつなげたい。(千葉県市原市/塚田達也)