2番でチップインイーグルを決め笑顔がはじける香妻琴乃

レギュラーツアーの出場資格を持たずに今季をスタートした香妻琴乃が「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で、通算13アンダーの5位に入った。トップ10フィニッシュは今季5度目。獲得賞金を3000万円余りまで積み上げ、賞金ランキングの順位を前週末の35位から28位に上げた。

昨年末のQTは60位。主催者推薦や予選会通過で綱渡りを続けた。今大会は、9月のステップアップツアー「中国新聞ちゅーピーレディース」優勝で出場資格を得た。

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来季のシード権は確実にしているが「ショットもパットもすごく良い感じになっているので、今季中に優勝という目標も実現不可能とは思っていません。最近は初日に出遅れることがあるので、そこを改善できれば行けると思う」と話す。

それに加え、最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」への出場も現実味を帯びる。今季の優勝者と賞金ランキング上位25人しか出場できない大会で、目の前に迫る新たな目標となった。

「もともと、シード権獲得が目標ではなかったので、今は優勝と最終戦が目標です。あと3試合は出られるので、できれば両方達成したい」

出場を確実にしているのは「樋口久子 森永レディス」「ミズノクラシック」と「大王製紙エリエールレディスオープン」。

今季成長してきた22歳の香妻が、シーズン終盤に大輪の花を咲かせるのか。注目の戦いは続く。（兵庫県三木市／本橋英治）