申智愛が2打差リードで最終日へ 15歳アマ・新垣比菜は4位
2014年 ニトリレディス
期間:08/29〜08/31 場所:恵庭CC(北海道)
初の最終日最終組 西山ゆかりに初優勝のチャンス到来
「ニトリレディスゴルフトーナメント」2日目、7バーディ、3ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しいゴルフを展開した西山ゆかりが2つスコアを縮め、通算4アンダーの2位タイにつけた。明日は、同スコアの藤田幸希、2打先を行く首位の申智愛とともに、レギュラーツアーで自身初めてとなる最終日最終組からツアー初優勝を狙う。
「激しいゴルフでした」。午前7時9分に10番からスタートした西山は、正午前に早々とホールアウトすると、開口一番そう語った。出だしにボギーでつまずいたが、そこから15番までに3つバーディを重ね、「最初のボギーを忘れさせてくれる展開」が続いた。
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だが、左からの風への対応が課題と認識していた16番(パー3)でボギー。さらにティショットを左に曲げて木に当てた前半最後の18番では、残り88ヤードの3打目がグリーン手前の傾斜にキャリーし、ボールはウォーターハザードの赤線ぎりぎりまで転がり落ちる。4打目もグリーン奥のラフまでオーバー。5打目をカップから数十センチまで寄せ、なんとかダブルボギーとしたが、「トリプルも見えていた展開だったので、ほっとした」。前半を「上ばかり見過ぎていた自分がいた。目標設定が『優勝、優勝』になり、体がついてきていなかった」と振り返った。
自分のゴルフをしようと気持ちを切り替えて、後半は4つのバーディ、ボギーは一つに抑え「ダボから立て直せたので、そこは自分を褒めていい」と自己評価した。
下部のステップアップツアーでは2度の優勝経験があるが、レギュラーツアーは2011年の「フジサンケイレディスクラシック」の5位タイが最高。「わくわくする気持ちもあるが、状況に惑わされず、自分のゴルフを忘れないようにやっていきたい」。プロ7年目の32歳が、気負うことなく最終日の戦いに臨む。(北海道恵庭市/片川望)