首位はイ・ナリ 成田美寿々が1打差で最終日へ
2014年 サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース
期間:07/18〜07/20 場所:イーグルポイントGC(茨城)
首位陥落の成田美寿々「追いかける方が好き」
今季すでに2勝を果たしている成田美寿々が「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」の2日目を6アンダー首位タイでスタートし、スコアを5つ伸ばして通算11アンダーでホールアウト。首位と1打差の2位に後退したが“絶好の位置”で最終日を迎える。
1番でピン手前3メートルのバーディパットを沈めると、3番から3連続バーディ。さらに8番パー5は3打目をピン手前4メートルにつけてバーディと、前半だけで5つのバーディを量産し独走態勢に入る勢いだった。
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ところが、9番パー3でティショットをピンの右80センチにつけながら、バーディパットがカップに蹴られると、それまでの流れが止まってしまった。後半もチャンスにつける場面はあったが、バーディパットが決まらず9ホール全てパー。「伸ばしきれなかったですね」と、悔しさをにじませクラブハウスに引き上げてきた。
「調子は正直良くないので、ティショットの不安があって怖々(こわごわ)打っていたらアイアンにうつってしまった感じです。パットも得意ではないので、前半が良すぎた感じですね。今日全体の内容は80点ぐらいです」。順位を1つ落としたことに悲観することなく、自身の状態を冷静に分析する。
さらに「首位で並んでいるより、追いかける方が好きなので、逆に良かったと思っています。今まで4勝のうち3勝が逆転なので、追う方が得意だと思っています。お尻に火が付かないと思い切りいけないので(笑)」と、むしろ優勝のための好条件ととらえる。
11個のバーディを奪い、ノーボギーで36ホールを終えた成田が、最終日はどこまでスコアを伸ばすか。4度目の逆転優勝に向けてラストスパートをかける。(茨城県阿見町/本橋英治)