「全英」で日本勢最上位 原江里菜がホステスプロとして出場
2014年 サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース
期間:07/18〜07/20 場所:イーグルポイントGC(茨城)
「違う競技みたい!」原江里菜は男子メジャーから刺激
先週は海外メジャー「全英リコー女子オープン」に出場し、日本人選手最高位の21位タイで終えた原江里菜が15日(火)の夕方に帰国。今週は「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」に、ホステスプロの1人として出場する。
「今回は結構、時差ボケがあります」と鼻声で話す原。「全英」の大会3日目から風邪ぎみで、咳はおさまったが鼻声状態は続いている。「少し体調が良くないほうが、逆に力が抜けて良いかもって、ポジティブに考えています」。結果が期待されるホステスプロは、肩の力を抜いて戦うつもりだ。
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その原が、今回の渡英で手にした収獲。それは、自身のプレーから掴んだものではなく、「男子のゴルフですかね」と目を輝かせた。最終日から一夜明けた月曜日、原は楽しみにしていたという「全英オープン」の練習を見に、ロイヤルリバプールに向かった。「朝6時30分に出発して、8時から14時まで観戦しました。最初はどの選手を見ようかウロウロしましたが、途中から3番で定点観測していました」。風邪気味の体を雨に打たれながら、帰国便に間に合うぎりぎりまで、その場を離れることはなかった。
これまで日本の男子ツアーを観戦したことはあるが、海外メジャーを観戦するのは初めてで「圧倒されました。違う競技みたい」と、スイングの迫力やボールコントロールなどの技術に目を奪われたという。
「さすがにワールドランカーたちですよね。新しい競技を見た感じ。世界が広いってことを知ったので、自分はまだまだやることがあると感じました。技術はレベルが高すぎて盗めないけど、あの空気感は刺激になったし、行って良かったです」。
男子メジャーに出場する選手たちのプレーに刺激を受けた原が、ホステス大会で結果を残すことができるか。大会初日は連覇を狙う吉田弓美子と、今季の国内メジャー初戦を制した成田美寿々と同組で9時27分にスタートする。(茨城県阿見町/本橋英治)