派手なリアクションでギャラリーを魅了する葭葉。自己ベストフィニッシュとなる2位で今大会を終えた

国内女子ツアー「ニチレイレディス」の最終日、首位と6打差5位から出た葭葉ルミが4バーディ、ノーボギーでこの日のベストスコア「68」をマーク。通算8アンダーとし、ツアー自己ベストとなる2位タイで今大会を終えた。

初日に首位タイの好スタートを切った葭葉は、2日目のバーディ合戦に乗り遅れて5位に後退し、最終日は同期の福田真未、韓国のイ・ナリと最終組の2つ前の組でプレー。「優勝は狙っていなかったけど、自分の出来ることをすべて出し切ろう」。夜半から降り続いた雨で湿ったコンディションをものともせず、切り替えた気持ちで果敢に攻めた。

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「最終日のノーボギーは初めて」と言葉が弾む。途中幾度か訪れたピンチも、「12番でティショットを曲げて林に打ち込んだ場面も、前が抜けていたので狙っていけた」と、積極策がラッキーも呼んだ。

16番まですべてパーオン。17番（パー3）は、ティショットをグリーン奥のラフにオーバーさせたが、約20ヤードのアプローチを「イメージ通り、止まる球で打った」と直接カップイン。チップインバーディでガッツポーズを作り、この日一番の笑顔でギャラリーを魅了した。

今季は第2戦「ヨコハマタイヤPRGRレディスカップ」に続く2度目のトップ10フィニッシュ。葭葉が今季目標に定めていたる賞金シード獲得に、また一歩前進した。「ショットは少しずつ良くなっている。（この結果が）自信に繋がればいい」。2位より上は優勝だけ。少しずつ自信を得て、歩を進めていく。（千葉市若葉区／糸井順子）