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夫婦での連覇がかかる横峯さくら「30位以内が目標」

国内女子ツアー「サイバーエージェントレディスゴルフトーナメント」に、ディフェンディングチャンピオンとして出場する横峯さくら。昨年の大会では夫となったメンタルコーチ・森川陽太郎氏との二人三脚で初めて「優勝」の結果をつかんでおり、連覇への意気込みもさぞやと思いきや…。

横峯はここ2試合、途中棄権に予選落ちと最終日にプレーすることができていない。昨年の今大会では連覇に先立って、「連続予選通過」の新記録も更新(最終的には昨年7月の「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース」まで101試合連続)したように、横峯にしてはきわめて珍しい不振ぶりだが、今週もまだ自身の婚約発表の余波が残る慌ただしい雰囲気の中で試合を迎えてしまった。「バタバタしていたので、私自身が感じているよりは体は疲れていたみたいです」。

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そんな現状に、「とりあえず優勝は諦めようと話しました。ベスト30に入れば良いほうだねと。予選を通ることはもちろんですが、OKラインを下げて挑みます」と、メンタルコーチでもある夫の森川陽太郎と相談し、今大会で高い目標は避けることにしたという。

大会連覇という大目標に向けて、しっくりこないポイントが他にもあるという。昨年大会は鶴舞CCの東コースで行われたが、今年は同じ鶴舞CCながらもう1つの西コース18ホールでの戦いになるという点だ。

大会前日にコース入りした横峯は、この日のプロアマ戦で初めて西コースをラウンド。「こっちの方がトリッキーで、しっかり距離もあるので難しいですね。グリーンも受けた形状が多いので、奥につけたらピンチですね。手前目に打っていかなきゃダメ。ティショットでは立ちづらいホールもあります」と第1印象を語った。左ドッグレックのホールが6つあり、右へと曲がるフェード系を持ち玉にする横峯にとっては、少し攻めづらいという。

諸々の要素を加味した結果の“30位以内狙い”ではあるが「昨年のことも良く覚えているし、すごく思い入れのある大会です。コースが違うので、誰にでもチャンスはあるんじゃないですかね」と、イーブンの条件下での栄冠までは否定していない。意味のないアドバンテージは捨て、リラックスして試合に挑む。(千葉県市原市/本橋英治)

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