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我慢を続けた吉田弓美子 72ホール目の2mパットミスで惜敗

1度は握った右の拳を、すぐにひろげた。静岡県の葛城GC山名コースで開催された「ヤマハレディースオープン葛城」最終日。アン・ソンジュ(韓国)との今季初勝利を争うマッチレースを戦った吉田弓美子は、18番(パー5)で2メートルのパーパットを外して、掴んだと思ったプレーオフの権利を逃し、「74」で通算4アンダーの2位と惜敗を喫した。

単独首位で迎えた日曜日。吉田は前半を折り返した時点でアンにその座を譲ったが、じっと我慢を続けていた。11番で4メートル、13番、14番、17番と立て続けに2メートル前後のパーパットを沈めるなど、アンを脅かすバーディチャンスこそ少なかったが、終盤はピタリと並走したまま、勝負を最終18番に持ち込んだ。

しかし、フェアウェイからの第2打を3番ウッドでハーフトップさせてバンカーに入れ、後手に回った。「(前の組が詰まって待たされ)体が冷えてしまったかもしれない」。アンが4メートルのバーディパットを外し、入れればプレーオフのショートパットは吉田がガッツポーズを作った瞬間、カップを右からクルリと4分の3回転。「入ったと思ったのに…でもセカンドでミスをして招いた結果」と、大きくため息をついた。

5時間半にも及ぶ長いラウンドを終え、複雑な表情を浮かべたアンに、笑顔いっぱいで抱きついた敗者。重度の花粉症による体調不良のまま臨んだ今季初の4日間大会で、71ホール目まで主役を演じた吉田は「今日は体調は良かった。アンさんは強い。すべてにおいて風の中でやるべきプレーをしていた」と、やはりマスクを外せない状況下でも言い訳をしなかった。目に浮かんだ涙を終始こらえながら、明るい笑顔を絶やさずにコースを去った。(静岡県袋井市/桂川洋一)

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