国内ツアー今季2戦目に臨む宮里美香。タフなセッティングは宮里の望むところだ

明日9日（木）に開幕を迎える国内女子ツアーメジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」に、米ツアーを主戦場とする宮里美香が出場。国内ツアーは今季、2月の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」以来2度目の参戦となる。

昨年は米ツアー初タイトルを手にし、さらなる期待を受けて迎えた5年目のシーズンはしかし、ここまで5試合を消化して予選落ちが2回、最高位は33位タイとスタートダッシュに失敗。とはいえ「ゴルフはいつも同じようにできるものではないし、私の中では許容範囲。（状態が）極端に悪いとは思わないし、結果に繋がっていないだけの感じなので、前向きです」と、宮里自身の中に焦りは無い。

＜＜　下に続く　＞＞

このポジティブシンキングは師事するメンタルコーチからの指導ではなく、「自分自身の考え」という。「特別なことをするわけじゃない。結果が出ないから“ああしよう、こうしよう”では、また違った方向に行ってしまうから」。

「まだ試している状態」と、好調の波に乗れていない要因の1つであるドライバーに関しては、今週の月曜、火曜と調整を続け「大丈夫だと思う」と感覚は掴みつつある。過去には2010年の「日本女子オープン」1勝の他、海外メジャーでも上位フィニッシュの常連。「メジャーのタフなセッティングで、いかに自分の技術を確かめられるか。そういう意味でのモチベーションは強いので結果に繋がっていると思う」。メジャーへの昂ぶりを胸に秘めつつ、現在の境地である“自然体”で今週に臨む。（茨城県つくばみらい市／塚田達也）