日米両ツアーのシードを狙う上原彩子。今週の川奈で前進を遂げたいところだ

日米両ツアーシード獲得を目標に掲げてシーズンを戦う上原彩子が、自身の今季国内3戦目となる「フジサンケイレディスクラシック」に出場。開幕前日の25日（木）に行われたプロアマ戦に出場し、最後の調整を終えた。

先週の「KKT杯バンテリンレディスオープン」にもエントリーはしていたが、体調不良により急きょ欠場。3週間前の海外メジャー「クラフトナビスコ選手権」、翌週には国内ツアー「スタジオアリス女子オープン」出場というハードな日程が祟り、「自分の中では疲れていないつもりだったけど、体がちょっと・・・」。疲労の蓄積により、上原の体が悲鳴を上げた。

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先週は完全休養に充てたこともあり、体調は回復。この日も「ショットは良い感じだし、充実した1日を過ごせた」と、笑顔でプロアマ戦を終えた。川奈は、08年にツアー初優勝を飾った思い出の地。「イメージが良いコース。風の中でのプレーも、頑張り次第で上にいけるので基本的には好き」と、多くのプレーヤーを悩ませる川奈特有の海風も、粘り強さが身上の上原にとっては持ち味を活かせる“追い風”となる。

「日本も限られた試合しか出られない」からこそ、今週の得意コースに臨む意気込みは強い。まずは国内シードを早々に決めるべく、ツアー優勝という最短ルートを狙う。（静岡県伊東市／塚田達也）