ここまでは読み通り。初日の出遅れを取り戻し、決勝ラウンドへの流れを築いた横峯さくら

静岡県の葛城GC 山名コースで開催されている、「ヤマハレディースオープン葛城」の2日目。40位タイからスタートを切った横峯さくらは、前半の8番パー4でイーグルを奪うなど「69」と3つ伸ばし、通算3アンダーの14位タイに浮上。首位に4打差で明日からの決勝ラウンドを迎える。

3番でバーディを先行させるものの、7番（パー3）ではグリーンを外して2パットのボギー。重苦しい空気を一掃させたのは、直後の8番、セカンドショットだった。ピンまで残り147ヤード、8番アイアンで放ったボールはピン手前2メートルにキャリーし、そのままカップイン。キャディとハイタッチを交わし喜びを露わにした。

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起死回生のイーグルを含めた「69」にも、「下りのパットを打ちきれず、ストレスが溜まる感じだった」と、ラウンドを通してはやや不満顔。それでも、上位を見据えるポジションにまで浮上できたことは大きな前進だ。

今週開幕前、「私は初日に出遅れてしまうので、4日間あることはすごく大きい」と話していた横峯。その意図通り、2日目にして早くも初日の遅れを取り戻して迎える残り2日間。決勝ラウンドは天候の崩れが予想されており、ただでさえ大きな順位の変動が予想される中、残り36ホールで“ジワジワと”首位の座を狙う。（静岡県袋井市／塚田達也）