原江里菜の中にある、緊張の“赤”とリラックスの“青”
2013年 ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップ
期間:03/15〜03/17 場所:土佐CC(高知)
追撃及ばず「とにかく悔しい」 原江里菜は4位タイでフィニッシュ
「ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップ」最終日、首位に1打差でスタートした原江里菜は、2バーディ、2ボギーのイーブンパーと伸ばせず、通算7アンダーの4位タイで今大会を終えた。最終組でスタートした原は、「スタートホールはちょっと硬かった思うけど、この3日間の中では一番体が動いていた」と、この日はリラックスした状態で最終日に臨めていた。
序盤は、首位を行くリ・エスド(韓国)の快走に、原は必死でピンチを凌ぎながらも喰らいついた。7番でこの日はじめてのバーディを奪うなど、一時は首位に並ぶものの、前半は9番でティショットをディボットに入れてしまい、セカンドを大きくショートしてボギーとしてしまう。それでも後半は粘りを見せて11番でバーディを重ねたが、迎えた15番では、3番ウッドで放ったセカンドショットが不運にもバンカーの縁で止まると、3打目をバンカーに入れて痛恨のボギーとした。「とにかく悔しいです。今日はバンカーからのリカバリーがすごく良かったので、(バンカーに)入ってくれていた方が良かった。その前に攻めミスですね」と肩を落とした。
悔しさを滲ませながらも「この緊張感の中で体が動いてくれたことが一番の自信に繋がった」と、大きな収穫に笑顔も見せる。「ホステスプロとしての役割も果たせたかな・・・。でもしばらくはあの15番の悔しさは忘れられないと思うので、(それを忘れられるように)もっといい結果を出せるように頑張ります」。大きな重圧と戦った原の3日間は幕を閉じた。その左手首には、2日目までには身に着けていなかった“青い(原自身がリラックスを意味する)ブレスレット”が巻かれていた。(高知県香南市/糸井順子)