古閑美保が早速リポーターとして初仕事
古閑美保のテーマは「継続」今年はサボらない!?
2008年シーズンを最終戦の劇的な逆転優勝で、初の賞金女王の座も掴んだ古閑美保の2009年がいよいよスタートする。最終戦後、2試合をこなした古閑は、その後2週間テレビ主演などの仕事が相次ぎ、年末になってようやく地元の熊本でのんびり過ごすことができた。
そして迎えた09年、昨年同様に米国ロサンゼルスにてトレーニング合宿を行うため、11日に成田空港を飛び立った。昨年は10日間行ったこの合宿を今年は5日間増やして、27日に帰国する予定となっている。
<< 下に続く >>
「私は背中が少し緩いというか、他の筋力に比べると劣っているので、姿勢が悪くなったりスイングに影響が出てしまっていたので、今回は背中の強化を行います。あとは、チューブを使ったトレーニングを行い、体の内部を鍛えてきます」。現地では主に体力づくりを行う予定だと話す。
そして、今年1年のテーマとして上げたのは「継続」。昨年はオフのトレーニングに始まり、シーズン中も体力づくりは行ってきた。しかし、7月から10月にかけては自身が認める中だるみ状態に陥ってしまった。メンタル面での強化については、練習嫌いの自分が練習を続けるだけでもメンタルの強化になっていると語る。
「今年は1年間しっかりトレーニングを続けますよ。特に、海外の試合も数試合出たいと思っていますので、移動やスケジュールなど昨年以上に厳しくなると思いますので、そのためにも体力づくりをしっかりやらないとダメですよね。今年は常に4、5人の関係者が私のことを監視している状況にしますので、サボれないと思います。でも、人の目を盗んでどっかに逃げてしまうことはあるかも・・・」。
昨年は海外メジャーの「全英リコー女子オープン」出場資格を持ちながらも、国内の試合に集中して戦った古閑が、今年は積極的に海外の試合に挑戦するという。シーズン開幕前にタイで行われる試合への出場を希望している古閑だが、今はまだ出られるか白紙の状態。しかし、海外女子メジャー第1戦、4月2日開幕の「クラフトナビスコ選手権」へは、すでに出場の意思を固めた。
2年連続賞金女王へのこだわりはないと話す古閑だが、国内での勝利数にはこだわる。海外の試合に出場しながらも、昨年と同じ年間4勝を挙げることが出来るのだろうか。まずは、今回のロス合宿で一回りも二回りも大きくなって帰ってくることが期待される。