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藍、日米連勝へ向け微調整

来日直前にハワイで開催された米国女子ツアー「LPGAロッテ選手権」で、今季初優勝を飾った宮里藍は、東京と沖縄で一週間のオフを満喫し、万全の体調で月曜日から茨城GCで練習ラウンドを開始。国内女子メジャー「ワールドレディスサロンパス杯」に挑む。

今大会には3年連続3度目の出場となる宮里だが、意外にも計8ラウンドでのベストスコアは「69」、60台もわずかにこの一回だけと相性がいいとは言えない。「昨年、一昨年とグリーン上で苦戦していて、特に去年はパットが全然決まらなかった」と嘆く。しかし、今年は現時点でLPGAの平均パット数(PUTTS PER GIR/パーオン時のパット数)は1.72で堂々1位。「フィーリングがいいし、あとは読みとスピードの問題」と3度目の正直で茨城のグリーン攻略を目指している。

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練習ラウンドを通じて、「アイアンの距離感を確かめる感じ」でラウンドしていたという宮里。「天気とかの影響で芝がまだそろっていないところもあるので、どれくらい転がるのか見ていました」という。さらにこのコースのグリーンは、芝の下にすぐ砂があるため「アプローチでスピンのかかり方が(アメリカと)違う。2バウンド目の止まり方が少なくて、10回打ったら7回は思っているよりスピンが掛からないイメージです」と、微調整に余念がなかった。

この日、初日のペアリングが発表され宮里はミッシェル・ウィと、現在賞金ランキング1位の笠りつ子と同組となった。「だいたい予想どおりです」と笑う宮里。ウィとは何度もラウンド経験があるが、笠とは今回が初めて。「性格も良い子だし、楽しみです」と2日後の開幕に思いをはせた。(茨城県つくばみらい市/今岡涼太)

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