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藍、強行スケジュールも心身充実! ホステスVなるか

米ツアーを主戦場とする宮里藍が、今週の「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」にホステスプロとして出場する。火曜日の夜に帰国し、翌水曜日はプロアマ戦に出場するハードスケジュール。その中にあり、プレー中やホールアウト後も疲れた様子を見せず、生気に満ちた笑顔が印象的に映った。

これまでは「飛行機の中で寝られず、時差ボケの調整が難しいと思っていた」と明かす宮里。しかし今週は、「飛行機の中でよく寝られたので、体調は良いです」と表情もスッキリ。その理由は「寝る前にあまり食べないこと」という、最近になって自らが考案した時差ボケ対策の効果だという。「機内食も食べていないし、水しか飲んでいない。12時間は寝られました」と、効果はてき面のようだ。

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プレーへの手ごたえも上々だ。先月の米ツアー「サイベース・マッチプレー選手権」では、3人抜きを演じてベスト8入り。シーズン序盤は「パットとか、考えることが多かった」と、宮里が軸とする“1打1打に集中する”プレースタイルに揺らぎが生まれていた。その課題も、1対1で対戦するマッチプレーに臨むことで解消。「目の前の1打に集中できたし、瞬間、瞬間の集中がどれだけ大事かを改めて気づけた」。

さらに「サイベース~」開幕前、「春先にレイドオフを直して、リズムやテンポが速くなっていた」という問題点に着目。「技術的なことは一回忘れて、自分のコアな部分であるテンポやリズムを戻す練習を重点的にやった」という取り組みにより、確かな手ごたえを呼び覚ました。「(去年と)まったく同じではないけど、今のテンポの方がしっくり来ているし、心地良いリズムで打てている」と自信を漲らせる。

今年3試合目となる国内ツアー参戦。3月の開幕戦では予選落ち、先月の「ワールドレディスサロンパスカップ」では49位タイと結果を残せていない。さらに今週は、ホステスプロという立場で迎える一戦。「サントリーさんには日ごろからご理解いただいていて、海外で伸び伸びやらせていただいている。頑張りたいという気持ちは強いけど、尻上がりに良くなっている時だからこそ、ガマンの時でもある。感謝の気持ちを持ちつつ、やるべきことをやっていきたいですね」。“やるべきこと”とは、テンポとリズムに注意を払い、1打1打に集中すること。この課題をクリアできた時、おのずと最高の結果が歩み寄ってくるはずだ。

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2011年 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント



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