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首位の野村、パワーでコースをねじ伏せる

昨年大会はアマチュアとして出場し、18位タイでローアマを獲得した野村敏京。米国でプロ資格を獲得し、再び「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」の舞台に戻ってきた。その野村が6アンダー単独首位と絶好のスタートを切り、1年間の成長の跡を存分に見せつけている。

アマチュア時代から圧倒的な飛距離を誇っていた野村だが、今年3月ごろにコーチの指導で球筋をドローからフェードに矯正。「以前よりも20ヤードぐらい落ちた」という飛距離の犠牲の代わりに、優れた方向性を身に着けた。その効果は米国で早くも現れ、矯正して早々に米下部ツアーでタイトルを獲得。「曲がらないし、距離感も良くなった」と、現在のショットに自信をのぞかせる。

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もともとはアベレージ270ヤードを超える屈指のパワーヒッター。飛距離が多少は落ちても、コースマネジメントに影響を与えるには及ばない。加えてこの日は「本当にショットが良くて、思っていたよりも距離が出た」と、本来の姿である飛ばし屋ぶりも発揮。4つのパー5で2回の2オンに成功、3つのバーディを奪った。

女子ツアーの最年少優勝記録は、03年に宮里藍がアマチュアで記録した18歳と101日。今週、野村が優勝すれば18歳と178日となり、宮里に次いで歴代2位の記録となる。来季以降、米国と並行して日本でのプレーを目指す野村にとって、日本ツアーの出場権を獲得するためには優勝が一番の近道だが、「(優勝を考えると)頭がパーになっちゃうので、自信を持って一生懸命やるだけです」と、過剰な意識を必死に押し込めていた。

関連リンク

2011年 中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン



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