2026年 資生堂・JALレディスオープン

英語表記は“Megu”ではなく“Meg” ルーキー前多愛はプロテスト6回挑戦の苦労人

2026年 資生堂・JALレディスオープン 3日目 前多愛
前多愛の英語表記は“Megu”ではなく“Meg”

◇国内女子◇資生堂・JALレディスオープン 3日目(4日)◇戸塚CC東C(神奈川)◇6487yd(パー72)◇曇り(観衆6228人)

木曜日に降ったのは“めぐみの雨”だったのか。前週「アース・モンダミンカップ」が月曜決着になり、多くの選手は通常練習日の火曜を休息に充てた。23歳ルーキーの前多愛は体に鞭を打ち、会場に向かった。「すべてのコースが初めてなので、火曜日も18ホール見なきゃって」。疲労が溜まるのは覚悟の上だったが、結果的に初日は悪天候で中止に。「疲れはもう残っていないです」と万全の状態で大会を迎えた。

練習の成果を発揮する一日だった。2週前「ニチレイレディス」からパッティングでハンドファーストの意識を強めている。この日は前半16番、2番でともに約10mのフックラインを沈めた。7バーディ「65」は、プロ初の60台プレーだった前週「アース・モンダミンカップ」最終日(68)をさらに上回る自己ベストスコア。「(プレー中は)ボードを全然見ていなくて。アテストで見てびっくりしました」と無我夢中で回った結果だった。

2026年 資生堂・JALレディスオープン 3日目 前多愛
グリーン上がさえた一日

昨年のプロテストに6回目の挑戦で合格した。挑戦を続けた歳月の長さを感じるからこそ、レギュラーツアーの最終日を5位で迎えられるいまがあり難い。「去年の自分では考えられなかったこと。何度も折れかけて、あと一年だけ頑張ろうって決めて、ようやく受かった。以前の私に『もう少し頑張れ』って言ってあげたいです」。背後には、歯を食いしばった日々がたしかにある。

2026年 資生堂・JALレディスオープン 3日目 前多愛
ルーキー一番乗り優勝に名乗りをあげた

プロになったとき、英語表記は「Meg Maeda」で登録した。Meguではなく、Meg。芸名の類ではなく、れっきとした本名だ。実は生まれが米国インディアナ州で、両親は日本人だが、出生届の表記が“アメリカ式”だったのだ。「1才になる前に日本に戻ったので、記憶はまったくありません(笑)」。生まれ故郷への関心はあるが、米ツアーについては「まだそんなことまで考えられない」と身近には感じていないという。

22人のルーキーで一番乗りのレギュラーツアー優勝が近くにある。「順位はあんまり気にしていないです。いまできることを一打一打集中して、それに結果がついてきたらうれしい」。なにをすべきかは、いままでがきっと教えてくれる。(横浜市旭区/合田拓斗)

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