渋野日向子から「ナイス!」 木下彩が狙う8カ月ぶりレギュラーでの“一発逆転”
◇国内女子◇ニチレイレディス 事前(18日)◇袖ヶ浦CC・新袖C(千葉)◇6590yd(パー72)
16日(火)に行われた主催者推薦選考会を初めて突破。約8カ月ぶりのレギュラーツアーに臨むプロ9年目の木下彩は鼻息荒くコース入りした…かと思いきや、「心境? 特に何も。ステップ(下部ツアー)もレギュラーもあまり変わらないんで」と、あっさり言ってのけた。
渋野日向子や河本結らと同じ1998年度生まれの“黄金世代”。2023年には日本地区予選会を突破して初出場した「全米女子オープン」で日本勢3番手となる13位に入り注目された。初の海外メジャーで健闘し、国内ツアーのポイント加算に成功したものの、その後は思うように成績を伸ばせず初シード獲得には届かなかった。
24年は下部ツアー「山陽新聞レディースカップ」の最終日に、同ツアー最少ストローク記録を更新する12バーディ「60」をマークしてプロ2勝目を飾った。同年は賞金ランキング2位に入り、翌シーズンのレギュラーツアー前半戦の出場権を手にしたが、チャンスを生かせず再びシード争いに敗れた。
中学時代からの仲良しで、同期でもある渋野とは今も変わらぬ関係だ。「全米女子オープン」で17位に入った渋野に「明日から頑張れよ!」と連絡すると、今回の予選会突破に「ナイス!」と返ってきたという。
「(渋野の)家の近くに大きい駄菓子屋があるんで」とオフにはゲームセンターや駄菓子屋に行く仲。過去には見知らぬ人に「(渋野の)妹さんですか?」と声をかけられたこともあるほど容姿も似ている。
そんな27歳が迎える今季初のレギュラーツアーは、出場優先順位を再編する第1回リランキング前の最後の一戦でもある。QTランキングは117位で、中盤戦のフル出場圏内に滑り込むには、今週を上位で終える“一発逆転”が求められる立場だ。
「(圏内に)行ける確率の方が少ないんで。行けるとこまで頑張って“行けたらラッキー”ってぐらい。『予選通りました』とかじゃない。攻めます」。海の向こうで戦う盟友から刺激を受けながら、持ち前の爆発力でチャンスをつかみ取る。(千葉市若葉区/安平賢太郎)