青木香奈子は昨年8月以来の予選通過で首位と3打差の最終日「瞑想して備えたい」
◇国内女子◇Vポイント×SMBC レディスゴルフトーナメント 2日目(21日)◇紫CC すみれC(千葉)◇6731yd(パー72)◇晴れ(観衆4988人)
2つ伸ばしたハーフターンの時点では、前半をプレー中の首位と並んでいたことに気づかないほど必死だった。青木香奈子は「えー!見ておけばよかったです、記念すべき…」と笑った。
なにせ、首位タイで迎えたバックナインは試練の連続。最難関10番でティショットを左に曲げ、2打目で木が邪魔になってボギーをたたいた。さらに「そこから4回くらいディボットに入って…」。ノーマルなライからグリーンを狙えない状況が増え、ダブルボギーを回避するので精いっぱいの場面もあったという。10番からの6ホールで4つ落とした後、残り150ydから9Iで1mに絡めた17番のバーディは、我慢したご褒美にさえ感じた。
朝から強い風が吹き、硬さを増したグリーンとタフなピン位置で平均スコア「76.2358」を記録した2日目の1オーバー「73」は胸を張れるもの。首位と3打差の通算1オーバー7位と好位置につけ、昨年8月「ニトリレディス」以来のレギュラーツアー予選通過となった。
開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で予選落ちを喫した後、大会前の17日(火)に1WからUTまでウッド系のシャフトを一新した。藤倉コンポジットの「SPEEDER NX GOLD」から「VENTUS TR BLUE」へ。中元調子のシャフトで、これまで使っていたものより少し重さもある分、昨季途中から悩んでいた左にミスする怖さが軽減され、気持ちよく振り切れるようになったとうなずく。
6度目の挑戦でプロテストをクリアし、念願のプロデビューを飾った昨年のこの大会で13位に入って注目された。松林でセパレートされた紫CC すみれCは、地元宮崎で腕を磨いてきたフェニックスCCの雰囲気に通ずるところもあってイメージも悪くない。下部ステップアップツアーが主戦場となるシーズン序盤の推薦出場から、初のトップ10入り、もっと上だって狙える可能性もあるポジション。「後半それを意識しちゃって、ちょっと置きにいっちゃった。きょうの夜も瞑想して、あしたに備えたい」とルーティンで心を落ち着かせ、千載一遇のチャンスをつかみにいく。(千葉県野田市/亀山泰宏)