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「負けた時と同じだ…」山内日菜子がフラッシュバックから決めた劇的チップイン

◇国内女子◇伊藤園レディスゴルフトーナメント 最終日(10日)◇グレートアイランドC (千葉)◇6769yd(パー72)◇曇り(観衆4151人)

山内日菜子は「17番が近づくにつれて心拍数が上がっていました」と明かす。201yd設定のパー3はグリーン左に池があり、プレッシャーがかかるロケーション。実際に初日は池を気にしたショットが右のカート道を越え、2オン3パットでダブルボギーを喫していたホールだ。

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優勝争いの佳境で迎える難関。右奥のカラーに外したティショットは「上出来でした」。最悪のケースを回避してホッとしたのもつかの間、ピンまで20ydの距離を含めた2打目の状況にイヤな記憶がよぎった。

「優勝争いで負けた時と同じだ…」。フラッシュバックしたのは8月「ゴルフ5レディス」最終日の17番。単独首位からアプローチがショートしてボギーをたたき、優勝を逃したシーンとロケーションや残り距離がそっくりだった。

だからこそ、「ショートだけはしないようにと思って打ちました」。覚悟を決めたチッピングは下り傾斜を走り、そのままカップに吸い込まれた。「うれしい気持ちが万歳に出ました」と劇的なチップインバーディに大喜び。18番もきっちりパーとして、ボギーなしの5バーディ「67」で通算14アンダー。昨年3月「アクサレディス」に続くツアー2勝目を逆転で飾り、「ホントに信じられない」と泣いて喜ぶ。

開幕前のポイントランキングは73位。50位までの来季シード確保も危うい状況から、起死回生の勝利で2週後に地元宮崎で開催される最終戦「JLPGAツアー選手権リコーカップ」(宮崎CC)の出場権も手に入れた。

「練習しに帰るのと、優勝して試合に出場するために帰るのとでは意味が違う。優勝して帰れるのは、宮崎の皆さんにも一番喜んでもらえると思います」。初優勝翌年に苦しみ続けたシーズンの最終盤、諦めなかった28歳にとびっきりのご褒美が待っていた。(千葉県長南町/松島流星)

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