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山内日菜子は40g台シャフトで操作性アップ 目指すは故郷での最終戦

◇国内女子◇伊藤園レディスゴルフトーナメント 2日目(9日)◇グレートアイランドC (千葉)◇6769yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆5705人)

16位から出た山内日菜子が6バーディ、ノーボギーの「66」でプレーし、首位と1打差の通算9アンダー4位で最終日を迎える。

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「無事にアンダーで回れて良かったし、アイアンの調子が良かった。悪くなると、ボールと自分の距離が遠くなるクセがある。そこだけをきょうは意識していた」と振り返り、2023年3月「アクサレディス」に続くツアー2勝目へのチャンスを引き寄せた。

今季ベストの2位で終えた9月「ゴルフ5レディス」から、ドライバーに挿す藤倉コンポジット「SPEEDER NX GREEN」のシャフト重量を50g台から40g台に変更した。

「40g台をあんまり使ったことなくて。自分の中でも振れている感じだったけど、振れてないよねって。軽いので操作しやすいほうがいいってなった。本当にその通りだった。操作しやすくなった」という。今週を含めた以降10試合で、予選落ちは2回だけと安定感が大きく増した。

この日のフェアウェイキープ率は85.7%(12/14)を記録。初日にボギーをたたいた最終18番もしっかりフェアウェイをとらえて、2打目は7Wで2mにつけるバーディで締めくくった。

サプライズも力になっている。10月には高校時代からの大ファンである4人組バンド「SEKAI NO OWARI」のサインを関係者を通じて手に入れた。「生活の一部になっているし、大好き。飾る額を買わないといけない」と笑顔。コース入り前には“セカオワ”全曲をシャッフルして聞くのが大事なルーティンとなっている。

残り2戦に迫った来季シード争いは、圏内の年間ポイントランキング50位から遠い73位にいる。最終予選会(11月26~29日/静岡・葛城GC宇刈コース)も視野に入れているが、今季初優勝となればシードはもちろん、2週後の最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」(宮崎・宮崎CC)の切符も手に入る。

「勝てたら一番うれしい。(地元の)宮崎にもいける。意識はめちゃくちゃしている。前向きに頑張りたい」。今季ツアー優勝者ら40人に限られる最終戦へ気持ちを高めた。(千葉県長南町/玉木充)

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