首位タイで最終日を迎える辻梨恵

◇国内女子◇伊藤園レディスゴルフトーナメント 2日目（9日）◇グレートアイランドC (千葉)◇6769yd（パー72）◇曇り時々晴れ（観衆5705人）

首位に2打差の3位から出た辻梨恵が5バーディ、1ボギーの「66」をマーク。ツアー未勝利の30歳が、全美貞（韓国）、安田祐香と並ぶ10アンダー首位で最終日を迎える。

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辻は4日（月）に行われた主催者推薦選考会（通称マンデートーナメント）4位通過により出場権を手にした。過去にマンデー通過者が優勝したケースはない中で、「今回マンデーに出させていただいて、通った時点で『優勝だけを目指そう』と思いました。すごく（このチャンスを）大事にしていきたい」とプロ12年目での初タイトルへ意気込んだ。また、通算321試合目での優勝となればツアー5番目の最長記録となる。

プロ12年目の初優勝へチャンス到来

「疲れはありますが、しっかり集中できている。前半はいい流れで回れて、後半も苦しい展開が続きましたがしっかりパーで耐えられました」。前半3番（パー5）で6mのチャンスを決めると、続く4番、5番（パー5）でも2mを確実に沈めて3連続バーディ。8番で唯一のボギーを喫したが、15番（パー5）で7m、16番で6mを入れるバーディでスコアを伸ばした。

マンデー優勝ならば女子ツアー史上初となる

来季の出場権をつかむためにも、目指すは優勝あるのみだ。次週「大王製紙エリエールレディス」終了時点で決着する上位50人の来季シードを争うメルセデスランキングは95位におり、現時点で50位とは319.32ptの開きがある。2週連続で単独2位（計300pt）でも届かず、どちらかで優勝するしか来季出場への道は残されていない。

最終日に向け「きっと明日もピンポジションが難しくなると思う。とにかく一打一打、頑張ります」と笑顔で答えた。（千葉県長南町／松島流星）

初タイトルで来季出場権もつかめるか