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「いままでとは違った感覚」 “黄金世代”の土方優花が6回目の最終プロテストで首位発進

◇国内女子◇最終プロテスト 初日(29日)◇大洗GC (茨城)◇6602yd(パー72)

6回目の最終プロテスト挑戦となる1998年4月生まれ、いわゆる“黄金世代”の土方優花が4連続バーディを含む5バーディ、3ボギーの「70」でプレー。「いままでとは違った感覚」と表現する今年、悲願の突破に向けて2アンダー首位スタートを切った。

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1次予選で11位、2次予選で2位と順当に勝ち進み、今年は2年ぶりに最終へ進出。初めて最終に進んだ2018年(82位)から、19年(42位)、20年(44位)、21年(63位)、22年(38位)と、過去5回は合格ラインの20位タイが厚い壁となって立ちはだかった。

この日は「ショットが良くなかったけどパターが入ってくれた」と、前半5番で7m、6番で5m、7番(パー5)で3m、8番(パー3)で4mのパット立て続けに沈めて4連続で伸ばし、一気に首位へ駆けあがった。3パットした9番を含む中盤以降の3ボギーで一時は順位を下げたが、最終18番ではグリーン左奥のガードバンカーからの3打目を直接カップに沈めるバーディ締めで再び首位に返り咲いた。

過去の最終テスト失敗について「この世の終わりのような感じで落ち込んでいた」と打ち明けたが、「(今回を含めたプロテストで)8回も挑戦しているし」と笑い、これまでとは違った気持ちでいられている。「まずはショットを調整していく」と2日目以降を見据えた。

米国女子ツアーを主戦場にする渋野日向子畑岡奈紗勝みなみのほか、国内メジャー優勝者の原英莉花、国内ツアー11勝の小祝さくら河本結ら、そうそうたるメンバーが同学年に名を連ねる。「だいぶ遅れているけど自分のペースで行きます」。悔しさをにじませつつも笑顔を向ける26歳が“6度目の正直”へ挑む。(茨城県大洗町/松島流星)

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