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気がつけば首位 古江彩佳は日本人最多に並ぶ大会4勝目へ「うまくできてるかな」

◇国内女子◇富士通レディース 2日目(12日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉)◇6697yd(パー72)◇晴れ(観衆3655人)

右からフォローなのか、横風なのか? 最終18番、古江彩佳は残り167ydの2打目を5UTでグリーン奥ラフにこぼした。「もしアゲンストだったらグリーンに届かないし…。少しつかまったのと、風に吹かれてしまった」。迷った末、最善を思って決断したジャッジからピンチに見舞われたが、アプローチを2mに寄せ、嫌な距離を沈めてパーで切り抜けた。

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初日より風向きのジャッジが難しさを増したこの日、4打差12位から出て、ベストタイの「66」をマーク、通算10アンダーで3人が並ぶ首位に浮上した。ボギーなしのラウンドは9位タイまでの上位11人で一人だけだった。

国内女子プロゴルフ史上7人目(当時)のアマチュア優勝を飾った2019年大会から、富士通が所属先となった20年大会以降を含め、昨年まで5年連続出場して優勝3回、2位1回。圧倒的な強さを誇る。

本大会で古江の2勝、2位をサポートしてきたベテランキャディの森本真祐氏は「古江プロはどのコースでも冷静でメリハリのあるマネジメントをしますけど…」と前置きした上で、この大会との好相性について分析する。

「ラインがめっちゃ読めてる、グリーンがめっちゃ合ってると思います」。転がりの良さなど、多くの選手がグリーンコンディションの良さを口にする東急セブンハンドレッドクラブ。「グリーンが重たかったら、打ってしまって…というのもあるかもしれませんけど、それがないですし」。加えて、風のジャッジのうまさ。「今日は北東やった風向きが後半に東?南?とややこしくなったんですが、そういうとこも冷静です」と話した。

最終日を前に“本命”として、首位に立った。国内で同一大会4勝となれば、1988年のツアー制施行後では日本人タイ記録。「パットがちょこちょこ入ってますね。ミドルパットが入ってくれてるし、今のところうまくできてるかなって思います」。古江の決まり文句でいうなら“ぼちぼち”と。得意コースのゴールテープが見えてきた。(千葉市緑区/加藤裕一)

<国内同一大会4勝以上>
5勝/アニカ・ソレンスタム/ミズノクラシック(2001~05年)
4勝/不動裕理/富士通レディース(2001、03、05、08年)
4勝/不動裕理/伊藤園レディス(1999、2002、03、05年)
4勝/ローラ・デービース/伊藤園レディス(1994、95、96、2001年)
4勝/福嶋晃子/NEC軽井沢72(1996、2002、03、07年)
4勝/申ジエ/ニチレイレディス(2014、15、16、21年)
※1988年ツアー制施行後

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