スタンレーレディスホンダ リーダーボード
2024年 スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント
期間:10/04〜10/06 場所:東名CC(静岡)
「ギアが入っている」 河本結は日没までに無傷の5バーディ
◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 初日(4日)◇東名CC(静岡)◇6590yd(パー72)◇雨時々曇り(観衆1238人)
悪天候で4時間30分遅れてスタートした大会初日。午後1時20分に1番から出た河本結が12ホールを終えて、5アンダーの暫定トップに立った。2番、3番(パー5)と連続バーディを奪うと、前半は無傷の4バーディ。折り返した10番のパー3ではピン右横8mを沈め、さらにスコアを伸ばした。
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スケジュールの乱れにも「一打、一打を集中して打てた」と納得のいく滑り出しにうなずく。クラブハウス内のレストランで朝食後、菊地絵理香、柏原明日架と2時間半にわたってゴルフ談議をする機会を得て「いい緊張感を持って試合に入れた」という。
36歳の菊地はツアー6勝、28歳の柏原はツアー2勝。新たなパターを試していた柏原が始めた会話をきっかけに花が咲いたと言い、「優勝争いの心境だったり、考え方だったり、キャディさんとのコミュニケーションの仕方を聞いて。やっぱり先輩プロとあって、すごく勉強になりました」と声を弾ませた。
優勝を強く意識して臨んだ前週の「日本女子オープン」は最終日に5位から2オーバー「74」をたたき、11位に終わった。
「それがあったから、ギアが入っているのもある。そういう経験をしないと“生ぬるい”じゃないけど、悔しかったからこそ試合で晴らしたいという気持ちで打っていた」。スタッツを見返してウイークポイントと気づいたティショットでは、ティペグを挿すところから慎重に行って一度もラフに外さなかった。
開幕前日には山下美夢有、竹田麗央が米ツアー挑戦を表明。海外メジャーを制した笹生優花と古江彩佳もフィールドに名を連ねる。自らは一度撤退した海外組を前に「今週はメンバーがそろっている分、勝ちたいっていう思いはある。美夢有ちゃんや麗央ちゃんと今シーズン戦えるのもあと8試合しかないし、とにかく『みんなに勝つ』って思いながらゴルフをしたい」と闘志を燃やした。(静岡県裾野市/石井操)