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「同じ失敗を繰り返して」 アマ横山珠々奈が“14戦8敗”からV争い

◇国内女子◇ニトリレディスゴルフトーナメント 最終日(25日)◇桂GC (北海道)◇6651yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆1400人)

これまでプロの試合には14回出場したが、予選落ちが8度で自己ベストは昨年10月「日本女子オープン」42位だった。「同じ失敗を繰り返して、徐々に気持ちの面でも成長していると思います」。20歳のアマチュア横山珠々奈が、これ以上ない形でそれを証明して見せた。

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25位で予選を通過し、3日目に「66」をマークして首位と2打差の4位。最終組の1つ前で最終日をプレーするなんて、もちろん初めての経験だった。朝イチのティショットこそ緊張したが、1番をパーで切り抜けてからは強かった。

2番で10m前後のバーディパットをねじ込み、通算9アンダーで首位と1打差。3番、4番は惜しいバーディパットを打ち続けてパーで終えると、5番(パー3)のティショットはピンに向かって飛んで行った。カップ手前のカラーに落ちた球は、カップの少し左を抜けて転がりバーディチャンス。同組の上田桃子政田夢乃に負けない歓声を浴びてバーディを奪った。

9番のボギーで首位とは3打差がついたが、「優勝を意識するより、最後まで悔いのないプレーをしようと思い切りやった」と楽しむゴルフに切り替えた。10番(パー5)でもロングパットを決めてバウンスバック。大きく崩れることなく3バーディ、2ボギー「71」で回り、通算9アンダー8位で終えた。

4度目のプロテスト合格を目指す今年は、結果を求めることよりも、思い切り振りきることにこだわっている。「一打一打、後悔が無いように思い切り振ることを心がけたら結果も良くなってきた」。2週前の「NEC軽井沢72」を51位で終えてローアマを獲得し、今季3試合目でトップ10入り。変化が目に見える結果となった。

「上位で戦えたことは自信になります」とゆっくりかみ締める間もなく、あす26日から「日本女子オープン」(茨城・大利根CC西C/9月26日~29日)の予選会に出場。30日からは「ゴルフ5レディス」(岐阜・GOLF5カントリーみずなみC)、9月10日からはプロテスト2次予選(静ヒルズCC/茨城)と大事な試合が続く。「休みなくゴルフ漬けになっちゃいますけど」と、まだまだ忙しい日々が待っている。(北海道苫小牧市/谷口愛純)

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