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やっぱり強いアン・ソンジュ 5年ぶり国内ツアーで6年ぶり29勝目を視界

◇国内女子◇北海道meijiカップ 2日目(3日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6568yd(パー72)曇り(観衆4722人)

2019年の最終戦「リコーカップ」以来、4年8カ月ぶりの日本ツアー復帰戦。27位から出たアン・ソンジュ(韓国)は5バーディ、ノーボギーの「67」で回り、首位に3打差と迫る通算6アンダー6位で優勝争いに飛び込んできた。

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いまや、全盛期を知らないゴルフファンもいるかもしれない。日本ツアー通算28勝。参戦1年目の2010年に韓国人選手で初の賞金女王に輝き、11、14、18年も含めて計4回の賞金タイトルを獲得した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、2020年から永久シードを持つ韓国女子ツアーに復帰。21年4月に双子を出産した事情もあり、かねて意欲的だった日本ツアーへの出場が先延ばしになっていた。

「風の強い中でノーボギー。85点から90点はあげたい」と自賛する好プレーだが、スタート前は「自信がなかった」という。初日のラウンド中にハムストリングを痛め、針治療を施すなど不安を残して今朝を迎えていた。目標の予選通過も「諦めていこうかな…」と高望みせずにティオフすると、出だしの1番で8mのバーディパットがカップに吸い込まれた。

さらに3番、4番と連続で8mを沈め、リーダーボードを駆け上がる。2mのチャンスにつけた後半13番で5個目のバーディを奪い、通算6アンダーで一時は首位に並んだ。最終日を前に逆転圏内につけた。それでも、「1試合目でここまでのスコアは考えていなかった。予選は通過できたし、日本のみなさんにいいプレーを見せることができた。最初の目標は達成できたので十分かな」と謙虚に話した。

とはいえ、2018年以来の優勝となれば、産休制度の復帰期間(出産日から36カ月)を過ぎたことで喪失したシード権も取り戻せる。開幕前には「優勝すればシードも獲れる。頑張りたい」と自らを鼓舞していた。昨年からの食事制限とトレーニングで15kgも減量し、36歳になった。見た目や年齢が変わっても「明日も諦めた感じでいこうかな」と、冗談めかした流暢な日本語は昔のままだ。日本の永久シードに王手をかける29勝目へ、秘めた思いがないわけがない。(北海道北広島市/塚田達也)

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