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渋野日向子は課題を残して予選落ち 日本のファンへ「申しわけない」

◇国内女子◇北海道meijiカップ 2日目(3日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6568yd(パー72)◇曇り(観衆4722人)

「残念な一日。結果を求めたかったけど申しわけないです」。国内ツアー今季初出場の渋野日向子は、カットラインに2打届かない通算2オーバーの62位で予選落ち。この日も引き連れた多くのギャラリーの期待に応えられなかった思いを言葉にした。

初日83位から巻き返しへ、カギに挙げていたパー5の攻略。最初に迎えた12番では2打目を絶好の位置に刻んだが、フェアウェイから75ydの3打目をグリーン左に外してバーディを逃した。「短い(距離の)ショットが良くなかった。ちょっと自分でもビックリしています」。流れを作りたかったパー5で、想定外の課題が浮かび上がった。

直後の13番では2.5mにつけてバーディを先行したものの、16番ではフェアウェイから2打目を引っ掛け、ボールを左サイドの木に当てた。グリーン左ラフからの3打目を1m強に寄せたが、パーパットはカップ左をなめて手痛いボギーとした。

「キーポイントと思っていた」という折り返し後の1番で6mのバーディパットを沈めても、「その後が続かなくて残念」とチャージにつながらない。3バーディ、2ボギーの「71」にとどまり、最終9番を含む4つのパー5で1つもスコアを伸ばせなかった。

主戦場の米国女子ツアーでは、2位で終えた6月「全米女子オープン」から前週「CPKC女子オープン」まで8試合連続(ダブルス戦1試合を含む)で予選通過していた。「これだけUSオープン(全米女子オープン)からいい流れで来ていた中で、日本で予選落ちをしたのはかなり痛い」と無念の言葉が続いた。

2週後の「スコットランド女子オープン」から米ツアーに復帰し、翌週にはメジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子)」が控える。「ウェッジの距離感があまりにひどいので、この1週間、そこに向き合いながら練習したい」。来週は日本に残り、悔しさを胸に修正を急ぐ。(北海道北広島市/塚田達也)

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