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17歳アマにアウトドライブされて… 竹田麗央「気合入れなきゃ」の“66”

◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープン 初日(6日)◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫)◇6526yd(パー72)

今季部門別ランクでトップを走る5個目のイーグルを、486ydの後半1番(パー5)で決めた。竹田麗央はドライバーを振り抜き、228ydを3番ユーティリティで2mにつけて沈めた。4個のバーディは全部2m以内につけ、ショットで奪った。

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「全体的にすごく良かった」。前週に初メジャー「全米女子オープン」を9位で終え、帰国初戦初日でボギーなしの「66」に笑顔が浮かぶ。

そんな充実した一日は“衝撃”から始まった。朝イチ10番で、同組のキム・ミンソル(韓国)が放ったドライバーショット。「え?」と思った。続けて打った自分の一打が10yd以上、届かない。「ビックリしました。アウトドライブされて。これはちょっと気合を入れなきゃいけないと思いました」。

前週終了時の今季ドライビングディスタンスは261.45ydで1位。全米では263.7ydで、笹生優花岩井明愛小祝さくらに及ばぬフィールド23位だったが“飛ばし屋”のプライドがある。キムは身長178cmの大型選手とはいえ、弱冠17歳のアマチュアだ。「高い球を打って、パットもうまい。“ポテンシャルがある”ってこういうことかと…」。21歳にして、年下の才能に思わぬ刺激を受けた。

ラウンド中のリーダーボードからも、刺激を受けた。プライベートでも慕う先輩プロ、小祝が9アンダーで初日を終えた。「さくらさんが10アンダーとかなっていて。“12アンダーとか行くんじゃないかな”と思い、私も頑張らないとって」。4月中旬「KKT杯バンテリンレディス」でツアー初優勝を飾る前、3月「明治安田レディス」「Vポイント×ENEOS」と2週連続で最終日最終組を一緒に回り、最終順位でいずれも遅れをとった。

全米ではもちろん、帰国したらしたで年下、先輩に刺激を受ける。日本の年間女王レースを引っ張る竹田には、一息つくひまもない。(神戸市北区/加藤裕一)

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