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師匠ジャンボから「バカヤロー」 小林夢果が今季2度目の首位発進

◇国内女子◇リゾートトラストレディス 初日(23日)◇関西ゴルフ倶楽部(兵庫)◇6545yd(パー72)◇曇り(観衆2689人)

20歳の小林夢果が8バーディ、3ボギーの「67」でプレーした。3月「アクサレディス」に続く今季2度目の首位発進に「きょうはパットが全部入った。今年一番入っていた」と笑顔を見せた。

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前半インで3つ伸ばして折り返すと、後半4番(パー3)では7Iで手前2mにつけてバーディ。6番はティショットを曲げてボギーをたたいたが、続く7番(パー5)は117ydから50度で1.5mにつけてバウンスバック。アウトも2つ伸ばした。

この日のパット数は全体1位の23パット。「パターはそんなに得意じゃない。スタンスの向きだけ気をつけてやっている。結構、スライスラインは左を向きやすい。で左に抜けちゃう。今日は薄めにラインを見ていた」

3週前の国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」は今季3度目のトップ10となる9位でフィニッシュした。

「あのときはピンを狙えなくて、そのあと練習しました。ジャンボさん(師匠の尾崎将司)のところに行って全部見てもらいましたが、アプローチを怒られました。花道から54度のウェッジとか持たない。58度でやっちゃう。そしたら『バカヤロー』って」

今季ドライビングディスタンスは全体4位の254.19ydを記録する飛ばし屋。小技のスキルアップがツアー初優勝に直結する…という師匠の親心だったかもしれない。「もっとランニングアプローチとか楽なアプローチをしろってことかな?」と本人も金言の意味を察した。

同学年の竹田麗央は今季3勝をあげ、年間ポイントレースで1位を走る。「すごいなって思います。でも、それだけ」と気にすることはない。プロ転向後、昨季まで2年間はツアー出場9戦で予選通過は1回だけ。伸び盛りの20歳は、取材対応を終えると練習場に急いだ。(兵庫県三木市/玉木充)

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