“推しと会える世界線”で思い出した原点 阿部未悠「好きを仕事にできるなんて幸せ」
2024年 富士フイルム・スタジオアリス女子オープン
期間:04/05〜04/07 場所:石坂GC(埼玉)
幕切れ前にこらえた涙 佐久間朱莉「これまで以上に悔しい」
◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 最終日(7日)◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6535yd(パー72)◇晴れ(観衆4933人)
最後の一打をカップに沈める前から、佐久間朱莉は涙を必死にこらえていた。すでに阿部未悠がウィニングパットを決めている状況。「ヤバかったですけど、笑顔で未悠ちゃんをたたえよう、と。頑張りました」。グッドルーザーとして試合の幕を引いた。
<< 下に続く >>
地元埼玉で、中学時代は「100回くらいプレーしている気分」というほど練習を重ねてきたコース。大声援を背に、2オンに成功した1番(パー5)で13mを流し込むイーグル発進。続く2番でもバーディを獲り、派手な飛び出しは初優勝を予感させた。
後半13番(パー3)からは2連続バーディ。突き放しかけたが、阿部が4連続バーディを決めた17番(パー5)でこの日初めて追いかける立場になった。最終ホールの1W、セカンドは「完ぺきなショット。緊張した中であのショットが打てたことは少し成長できたんじゃないか」と胸を張る内容。ただ、右上からのバーディパットは思ったように切れず、カップの横を抜けていった。
何度も迫ってきた最初のタイトルを、今回も最後の最後で逃した。「これまで以上に悔しい」と言い切った後で「自分の中でもすごくいいゴルフができた。それでも勝てなかったのは、まだまだ自分の実力不足だなと思いました」。この惜敗が21歳をもっと強くする。(埼玉県鳩山町/亀山泰宏)
あなたにおすすめ
特集SPECIAL
ブラインドホールで、まさかの打ち込み・打ち込まれ!!ゴルファー保険でいつのプレーも安心補償!