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左手首痛でも「省エネ」首位 上田桃子にかかる“コース連覇”

◇国内女子◇富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 初日(5日)◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6535yd(パー72)◇雨(観衆3043人)

前回の石坂ゴルフ倶楽部開催大会だった2年前の優勝者、上田桃子が首位タイ発進を決めた。相性の良さを問われて「いやいやいや、たまたまです」と謙遜したが、5バーディ、ノーボギー「67」は文句なし。面積が広く、傾斜のきついグリーンが特徴のコースにあって、「絶対に(カップと)同じ面から打ちたい時は同じ面から打てていたし、下りのラインをあまり残すこともなかった」とステディなプレーを貫いた。

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昨年12月頃から左手首の痛みを抱えている。MRI検査では「水がたまっている」と診断された。「安静にするしかないそうですけど、安静にもしていられない」。ケアはもちろん入念になりつつ、ゴルフができる状態なら、練習もするし試合にも出る。

この日のような4月と思えぬ気温10℃を下回る寒さでは、関節の動きも鈍くなる。「(患部が)硬くなっているなっていう感じはしたので、省エネ、省エネで」。スイングの力感は抑えめに。寒さ、手首のコンディションと2つの要素が重なった分だけ、いつもより飛ばないものとして明確に割り切って戦うこともできた。

1Wの見慣れないシャフトは、日本シャフトのドライバーシャフト「VALCANUS(バルカヌス)」。メーカーサイドがアマチュアゴルファー向けをうたう軟らかいスペックに好感触を得ている。「それ(左手首)もあって、ハマっているのかもしれないですね。でも、暖かくなって振りに行った時もいいんです」。現状をしのぐ一手にとどまらない可能性も感じている。

「こういう難しいコースに来ると、マネジメントをしっかりしようというモードに入るので気が抜けない。普段、気を抜いてるわけじゃないんですけど(笑)」。力の入れどころ、許容範囲の作り方…。メリハリを利かせるゴルフなら、37歳が得意とするところだ。(埼玉県鳩山町/亀山泰宏)

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