<欧州女子>タバタナキット7打差圧勝 勝みなみ3位
2024年 明治安田レディス ヨコハマタイヤゴルフトーナメント
期間:03/07〜03/10 場所:土佐CC(高知)
ホステスV狙う勝みなみ 体重は「ワースト更新」も調子は上昇中
◇国内女子◇明治安田レディス ヨコハマタイヤ 事前(6日)◇土佐CC(高知)◇6273yd(パー72)
2月の欧州女子ツアー「アラムコ・サウジレディース・インターナショナル」を3位で終えて、体重計に乗った勝みなみは驚いた。「ワースト記録を更新している…」。筋肉量は確かに増えたが、同時に脂肪も増えていた。「そんなに食べた記憶はないけど、思い返したらサウジでのご飯が超おいしくて。地中海料理が多くて、脂っこかったから一気に増えたのかな」。思わぬ“増量”をして帰国することになったが、ゴルフの調子も上昇中だ。
<< 下に続く >>
米ツアー2年目の今季は「まず1勝」が目標。「ショット自体はよかったし、バーディチャンスもあった」というシーズン初戦の1月「ドライブオン選手権」は予選落ちに終わったが、「パッティングが入らなくて。パターが入らないと、ほかのところまでブレ始めて流れが悪くなる」と要因をあぶり出した。
復調のきっかけは、今季2試合目のサウジアラビアでつかめた。初めて回るコースは「乾燥していて、砂漠の中に作っているコース。芝の硬さや種類が違ってグリーンは思ったよりも転がらなかった」というが、最終日に「65」でプレー。グリーン上を含めて、求められる対応力を発揮して好スコアに繋げた。「だいぶ“引き出し”は増えていますね。特にアプローチは打ち方や強弱のつけ方だったり、ライによっての選択肢は増えている」と振り返る。
今回の一時帰国では、地元・鹿児島県で開催の次週「Vポイント×ENEOS」まで国内2連戦に臨む。特に今週は、冠スポンサーの明治安田所属プロとして「優勝」への気持ちは強い。「(明治安田の)会長さんが、アメリカに行くと言ってからもずっと応援してくださっていて。(成績チェックのため)毎週携帯とにらめっこしているって。応援してくださっているという気持ちが伝わってくるので優勝したいですね。誰よりも強いです」
所属契約を結んだ2018年大会以降は5試合に出場し、3試合でトップ10入り。19年と23年の6位タイが最高位だ。国内2連戦のうちに「とりあえず自信をつけたい。100yd以内の打ち方を色々と研究しては練習したけど、試合の中でやってみないと分からない。成功する確率を高くしていければ、アメリカでも自信を持って打てる。そこを、この2週間で試していけたら」。初めてのホステス優勝となれば、主戦場への弾みになる。(高知県香南市/石井操)