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「可能性はある」 ツアー未勝利の仁井優花が4打差逆転に挑む

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 3日目(2日)◇琉球GC(沖縄)◇6595yd(パー72)◇曇り(観衆3648人)

プロ3年目の21歳、仁井優花が最終日を前に4打差3位につけた。2021年11月に2度目のプロテストで合格し、昨季にメルセデスランキング27位で初シードを獲得。ツアー初優勝に最も近い若手の一人として「4打差ならまだ可能性はある。しっかり伸ばしていきたい」。首位の岩井千怜、2位の西郷真央ら実力者にも怯まない。

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5アンダー4位からスタートしたこの日、5バーディ、1ボギーの「68」でプレー。順位変動が大きいムービングデーにしっかりスコアを伸ばした。昨年大会は、28位から出た最終日に伸ばして自身初のトップ10フィニッシュ(9位)を決めたが、「去年は自分にいいイメージを持ちすぎて、自分にプレッシャーもかけていた」という。果敢にピンを狙うマネジメントが奏功した一方、裏目のミスもあり優勝争いに絡めなかった。

「高麗グリーンが好きなので合っているんだと思う。今回は直前に関西のコースにいたりして寒いところで練習して、あまりいい球を打てず、自分に期待せずに入れたのが良かったのかな」と、気負い過ぎはない。「去年はギリギリで予選通過(カットライン上の37位タイ)でしたが、今回は余裕があってイメージも良く、いい感じで回れている」という。

今年2月、1週間にわたってグアム合宿をした。オフはトレーニングをメインに体を追い込んだが、大阪学院大高で2年先輩の男子プロ平田憲聖も一緒だったことで多くの学びもあった。「私はパターが結構苦手なので、ラインの読み方とかをアドバイスしてもらいました」。昨年大会の4日間の平均パット数が「29」だったのに対し、天気の違いはあるものの、今年は3日目を終えて「28.67」。しっかりスコアに繋がっている。

「優勝を目指して頑張りたい」。初めての最終日最終組から逆転タイトルを目指す。(沖縄県南城市/石井操)

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