2023年大会を制した申ジエは日本ツアーの今季開幕戦を欠場する

国内女子ツアー2024年初戦「ダイキンオーキッドレディス」(29日～／沖縄・琉球GC)まで3週間を切った。37回目のシーズン開幕戦は、昨年出場を見送った西郷真央に続き、2年連続前年優勝者不在で迎える。

出場エントリーは前週9日が締め切りで、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)によると前回大会を制した申ジエ(韓国)は欠場。同週開催の米ツアー「HSBC女子世界選手権」(シンガポール／セントーサGC タンジョンコース)にエントリーしており、海外メジャーなどトーナメント事業部が承認した場合を除き発生する「ツアー競技優勝者の翌年度出場義務」(ツアー規定第25条)に違反となるため罰金100万円が科されるという。

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JLPGAでは出場義務違反の他に、プロアマ戦や前夜祭の遅刻・欠席等にも罰金を科している。では、納められた罰金はどこにいくのかご存じだろうか。

規定では罰金の行方について、対象者に「一定の金額をプレーヤーズ委員会口座（チャリティ特定資産）へ納付させる」としている。JLPGAでは社会貢献活動の一環で任意団体への寄付を行っており、寄付先や金額は選手主導のプレーヤーズ委員会によって毎年決められている。木村彩子が委員長を務めた昨年は計571万6022円を3団体に寄付しており、西郷の100万円分の罰金も含まれる。

今回の申の罰金も、今季のチャリティに回されることになる。

＜JLPGA 2023年チャリティ実績＞
寄付先／金額
公益財団法人 日本盲導犬協会／100万円
公益社団法人 国土緑化推進機構／100万円
公益財団法人 がん研究会がん研究医療推進募金／371万6022円