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山下美夢有が予選落ち2回のコースで「65」 リベンジの優勝争いへ

◇国内女子◇NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 2日目(20日)◇マスターズGC(兵庫)◇6495yd(パー72)◇曇り(観衆2985人)

嫌な過去を振り払ったからか、山下美夢有は納得顔で一日を振り返った。「ショットはまあまあだったんですけど、いい位置についた時にパットが入ってくれました」。8バーディ、1ボギーの「65」は、首位浮上した菅沼菜々と並ぶこの日のベストスコア。首位と2打差3位で決勝ラウンド進出を決め、気分が悪いはずはない。

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2021年大会はカットラインに4打届かぬ82位。昨年は5打及ばぬ88位。昨季の年間女王が、ルーキーだった20―21年シーズンから唯一2度の予選落ちを喫したのが本大会だ。さらに、ことしの初日は4アンダーとコースを征服しつつあったのに、終盤16番(パー4)で屈辱的な“4パット・ダブルボギー”を打って「70」止まりに終わった。

「あれはさすがにイラッとしたんで、ちょっと気持ちが入ってました」。この日は16番でやり返した。残り148yd、7Iでピン奥7mにつけた。スティンプメーターで13ftの高速グリーン。「下りですし、きのうのこともあるんでタッチに気をつけて」。慎重なバーディトライがカップに吸い込まれた。

過去2年の反省を踏まえ、基本的にグリーンを狙うショットはセンター狙いを意識。「攻めすぎない」というテーマを持って、チャンスにつけば狙う。メリハリを徹底する。「予選落ちが続いたけど、ことしは通過できました。関西の大会なんで」。嫌な印象が強いコースで残り2日、首位とは2打差。地元意識を胸に、文字通り「三度目の正直」に挑む。(兵庫県三木市/加藤裕一)

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2023年 NOBUTA GROUP マスターズGCレディース



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