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「信じられない優勝」から1年 川崎春花の不振とスイングチェック

◇国内女子メジャー◇日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 事前(6日)◇パサージュ琴海アイランドGC(長崎)◇6755yd(パー72)

前年大会で挙げたツアー初優勝から、丸1年。川崎春花は「去年、自分でも信じられない優勝をすることができてからもう1年経ったんだなって。すごい早く感じる」と物思いにふけった。

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ルーキーとして2勝を挙げたその昨季から一転、今季はここまで22試合に出場して予選落ちが9回、トップ10は2回と、満足な成績が出せずに苦しんでいた。「最近は自分の思い通りの球が打てなくて、スイングの面で自分自身を追い込むような考えになっていた」と、もどかしい気持ちを抱きながらシーズンを戦っていた。

「無意識に飛距離や精度を求める内に(スイングが)崩れていったのかな…」。予選落ちした8月「CAT Ladies」の日曜日にはゴルフインストラクターの糸山実氏のもとを訪れ、スイングをチェックしてもらったという。

「テークバックで体全体が回りすぎていて、上半身と下半身の(捻転)差が大きくてバラバラになっていたので、それを抑えたら自分が思っているような感じで振れた」と修正を経て好感触をつかんだ。今週は自ら糸山氏に帯同を依頼するなど、大会連覇に向けての調整には余念がない。

今大会を見据え、ことし1月にはプロテスト同期で同い年の櫻井心那佐藤心結と当地で4日間の合宿を行い、4ラウンドをこなした。開幕前日のこの日はプロアマ戦でアウト9ホールをプレーし、「グリーンのアンジュレーションがあるのでショットの精度が大事。ショットがブレた時のパッティングの距離感も大切」とコースの印象を口にする。

7日(木)からの予選ラウンドは櫻井、メルセデスランキング1位の申ジエ(韓国)と同組で回る。「去年とはコースが違うのでそんなに気負わず、新たな気持ちで。去年優勝したから、というのはなくて、ひとつの普通の試合として良い状態で臨める。今週は明るく、楽しく、元気に回りたい」と笑顔で意気込んだ。(長崎市/内山孝志朗)

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