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“チーム長崎”で初メジャー獲りへ 櫻井心那「気負わず、楽しんで」

◇国内女子メジャー◇日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 事前(5日)◇パサージュ琴海アイランドGC(長崎)◇6755yd(パー72)

同期プロで同い年の川崎春花がツアー初優勝をメジャーで飾ったことを知ったのは、昨年9月に地元・長崎県のパサージュ琴海アイランドGCでラウンドをしていた時だった。「すごいなっていうのと、『私はここで何をやっているんだろう』という気持ちになりました」。あれから1年が経ち、櫻井心那はツアー3勝の実績を手土産に当地へ帰ってきた。

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今週の舞台は、櫻井がジュニア時代から慣れ親しんでいるコース。長崎日大高在学時には、練習場の球拾いやコースの目土をする代わりに週1回のペースでラウンドさせてもらっており、ティショットの置きどころやグリーンの傾斜など、コースの情報は頭の中にたたき込まれている。ことし1月には川崎、佐藤心結と練習ラウンドを行うなど、今大会に照準を合わせてきた。

同会場で行われた2015年大会は、当時小学校6年生だった櫻井も現地で観戦。同年に賞金女王に輝いたイ・ボミ(韓国)のプレーを目に焼き付けた。「ボミさんはすごい選手ですし、その人が目の前でプレーしていたので、まるでテレビの中にいるみたいでした」と記憶は鮮明だ。

先週の「ゴルフ5レディス」では最終日に逆転優勝。史上3人目の“10代3勝”を達成して会場に乗り込んだが、「実感は湧いてないですけど、きょうは疲れがドッと来た」と明かす。開幕2日前のこの日はアウトコース9ホールをプレー。「座席ができてて、ローピングもされていたので、普段の練習とは景色が変わって変な感じがしました」と新鮮な気持ちでコースコンディションを確かめた。

今週は、以前から師事する同郷の園田謙介コーチに加え、櫻井が「心強い」と話す高校の先輩、古賀雄二キャディとタッグを組んだ。「長崎にスゴいプロの方々が集っているのが不思議な感じですけど、地元っていうことは考えずに普通のメジャーとしてやりたい。気負わず、楽しんでやりたい」。“チーム長崎”で初メジャー獲りを目指す。(長崎市/内山孝志朗)

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